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【AGA改善研究】ミノキシジルの基礎知識を学ぼう!vol.1 ≪そもそもミノキシジルって何?基本中の基本を覚えよう!≫

AGA(男性型脱毛症)の対策アイテムとして最も認知度が高いのは、大正製薬が販売している発毛剤「リアップ」シリーズではないでしょうか?

世の中には育毛剤やスカルプケアシャンプーなど、発毛剤以外にもたくさんのスカルプケア商品が流通していますが、発毛剤リアップシリーズがどうして頭一つ抜け出た存在となっているのかと言えば、それは間違いなく発毛成分「ミノキシジル」のおかげなのです。

そう、ミノキシジルを配合しているからこそ、リアップシリーズは“発毛剤”を名乗れるんですね!

しかし、発毛剤リアップシリーズの使用経験がないかたは、このミノキシジルという成分についてまだほとんど理解できていないのではないでしょうか…。

「発毛アンサー」では「薄毛男性100人に聞きました!」というシリーズ記事を公開しており、そのVol.15にて「あなたは『ミノキシジル』とはどんなものか説明できますか?」というアンケート調査を行ったのですが、「説明できる」と回答したかたは、なんと全体の4%だけという結果に終わっていますからね。

つまり、ミノキシジルという名前を聞いたことがあればまだいい方で、多くのかたはミノキシジルの有効性を知らぬまま薄毛に悩まされているということなのかもしれません。

「そんなの絶対もったいない!」ということで、今回から全5回にわたり、ミノキシジルの基礎知識を解説していきます。

【1】ミノキシジルが発毛剤に配合されるまでには、紆余曲折が!?

ミノキシジルの意外な歴史…発毛効果は副作用だった!?

まずは、ミノキシジルの歴史をさかのぼってみましょう!

これは決してムダ知識などではなく、発毛剤リアップシリーズを正しく使いこなすうえでも非常に大切なことなのです。

いきなり驚きの事実を明かしてしまうと、ミノキシジルは“発毛”を目的に作り出された成分というわけではなく、その開発に大正製薬が携わっていたわけでもありません!

ミノキシジルは1960年代にアメリカで生まれた成分なのですが、当初は高血圧を治療する飲み薬として使われ始めました。

しかし、ミノキシジルを服用している人々の間でだんだん、身体のあちらこちらの毛が濃くなってしまう「多毛症」の副作用が報告されるようになります…。おそらく当時は、「血圧だけ下げてくれればいいのに!」と、ミノキシジルに不満をぶつけるかたが珍しくなかったのではないでしょうか?

副作用を逆手に取って研究を進め…ついに発毛剤が誕生

ただ、ミノキシジルの生みの親であるアメリカのファイザー社(当時はアップジョン社)は、その副作用を利用できないかと研究を重ね、1980年代、「ロゲイン」と名づけた発毛剤の開発に成功するのです!!

余談ですが、日本で発毛剤リアップシリーズの販売がスタートしたのは1999年のこと。60年近いミノキシジルの長い歴史から見ると、わりと最近の出来事と言えるかもしれません。

【2】副作用が主作用に変わったミノキシジル、使用上の注意は?

ミノキシジルを安全に使いたいなら、その性質を理解すべし

「多毛症の副作用を主作用に変え、新しい薬を生み出せるかも?」というアイデアにより、発毛剤の主成分として重宝されるようになったミノキシジル。迷惑者のレッテルを貼られなくても済み、現在ではロゲインのみならず、発毛剤リアップシリーズにも配合されているわけですね!

とは言え、これで「めでたし、めでたし」ではありません…。高血圧の治療というミノキシジル本来の効果は、ロゲインやリアップシリーズといった発毛剤の主作用としてではなく、副作用として今なお残り続けているんです。

高血圧の治療とはすなわち、血圧を下げること。このように、ミノキシジルが発毛剤に採用された経緯を学ぶと、次のような懸念材料が脳裏をよぎるのではないでしょうか…。

「もしかすると、元から血圧の低い人がミノキシジル配合の発毛剤を使うと、血圧が必要以上に下がってしまうのでは?」

結論から言うと、発毛剤リアップシリーズにおいては過剰に心配する必要はありません。

通常のリアップに含まれるミノキシジル配合率は1%で、リアップシリーズ内で最も多く含まれているリアップX5プラスでもミノキシジル配合率は5%にとどめてあるため、大きく健康を害するほどの副作用が出るわけではないんですね。

ただし、低血圧のかたが使用すると血圧が下がりすぎてしまう可能性があることは事実のため、リアップシリーズのような発毛剤を購入する前には、自分の体質を一度チェックしてみた方がいいでしょう。

ミノキシジル配合の発毛剤はリアップだけではない!?

なおご存知のように、ミノキシジルが配合されているリアップシリーズは頭皮に薬液を塗るタイプの発毛剤ですが、AGA対策にトライしているかたの中には「ミノキシジルタブレット」など、飲むタイプの薄毛治療薬を服用されている人もいるでしょう。

ミノキシジルの成分を身体に「ごくん」と直接取り入れるわけですから、発毛剤リアップシリーズを使うよりも発毛効果は上だと期待できるかも…!?ただし、得られる発毛効果が高くなるのと同時に副作用の危険性も高まりますので、ご注意ください。

そのような背景からか、ミノキシジルタブレットには日本の厚生労働省の認可がなく、ドラッグストアなどでは買えないんですね。専門医にて処方してもらうのが一般的ですので、同じミノキシジルを配合した薬でも、ドラッグストアでも購入可能な発毛剤リアップシリーズとは、また違った位置づけになると理解しておくといいでしょう。

【3】わかるようでわからない、ミノキシジルの発毛効果とは…?

ミノキシジルの効果は「毛母細胞」を延命すること!?

次は、なぜミノキシジルには発毛効果があるのかという点についてお話をします。

けれど、実はミノキシジルの発毛効果のメカニズムについてはまだ全容が解明されておらず、今現在も研究中。現時点ではこういう仕組みだと断定するのは難しいのです。

そんななかでも有力と考えられているのは、ミノキシジルにより、私たちの頭皮に存在する「毛母細胞」が長生きできるようになるという説。

髪の毛は毛母細胞の分裂によって作り出されるのですが、それも永遠に続くわけではありません。一定の分裂回数をオーバーすると毛母細胞は死んでしまいますし、特にAGAのかたは「5αリダクターゼ」(5α-還元酵素)という酵素や、悪玉男性ホルモンである「ジヒドロテストステロン」(DHT)というホルモンの影響で、毛母細胞の寿命が短くなってしまいがち…。

ですがミノキシジルには、細胞のエネルギーと密接に関わっている「ミトコンドリア」を活発化してくれるという話があるんです。ミトコンドリアが元気よく働いてくれれば毛母細胞が早死にするのを食い止めることができ、“成長期・退行期・休止期”という髪の毛のサイクルが改善され、発毛の促進が見込めるんですね。

ミノキシジルの血管拡張効果で栄養が毛根に行き渡る?

また、そもそもは高血圧の治療薬だったという性質上、ミノキシジルには血管を拡張させる効果があります。

血液は身体のいたるところへ栄養を運んでいますから、ミノキシジルが頭皮の血管を広げてくれると、その分だけ栄養の通り道も広がるということに。これは髪の毛の成長にとって、すごく好都合なんです!

もっとも、ただ血管を拡張させるだけの薬ならばミノキシジル以外にも複数あるわけですが、それらの薬を使ってもミノキシジルのような発毛効果は認められていないのが現状。

先ほど説明したミトコンドリアに対する作用のように、やはりミノキシジルならではの強みがあるのは確実だと言えるでしょう。今後の研究で、その発毛効果がもっと詳しく解き明かされることを期待したいですね!

【4】まとめ――ミノキシジルは学会のお墨付きももらっていた!?

ミノキシジルの力を信じて…ぜひ本気のAGA対策を!

いかがでしたか?ところどころで難しい用語もありますが、ミノキシジルという発毛成分を少しでも身近に感じていただけたなら幸いです!

最後にとっておきの情報をお伝えしますと、ミノキシジルは日本皮膚科学会が2010年に発表した「男性型脱毛症診療ガイドライン」で推奨度Aという最高評価になっており、学会からも一目を置かれている成分なのです。

本気でAGA対策に取り組むのであれば、ミノキシジルのことを勉強しておいて損はありませんよね。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実/イラスト・もりいくすお】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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