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【AGA改善研究】ミノキシジルの基礎知識を学ぼう!vol.2 ≪ミノキシジルとフィナステリドの違いとは?≫

AGA(男性型脱毛症)対策に取り組むうえで何を目標とするかは、人それぞれスタンスが異なるでしょう。

みなさんがもし、髪の毛が生えてこなくなってしまった毛穴から再び生えてくるように促したいのであれば、大正製薬が開発している「リアップ」シリーズのような発毛剤を使うのが得策だと言えます!

また、新しい髪の毛を生やさなくても、今残っている毛を強く・太く育てつつこれ以上抜けないよう防ぐだけで充分だと考えるなら、発毛剤リアップシリーズではなく育毛剤やスカルプケアシャンプーを使うのもいいですね。

さて、ここでAGA対策の一つの指針になるデータを紹介しましょう。

日本皮膚科学会が「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」というものを定めています。

例えば、発毛剤リアップシリーズや育毛剤などには頼らないAGA対策として「植毛」の手術を受ける選択肢もありますが、「自毛植毛術」は推奨度B(行うよう勧められる)、「人工毛植毛術」は推奨度D(行わないよう勧められる)という評価…。

いったい、どのような治療法が推奨度A(行うよう強く勧められる)に認定されているのか気になりませんか?

推奨度Aだったのはズバリ「ミノキシジル」、そして「フィナステリド」という2つの医薬成分!ミノキシジルは発毛剤リアップシリーズに配合されている成分、フィナステリドはプロペシアに含まれている成分になります。

そこで今回は、ミノキシジルとフィナステリドの違いに迫っていきたいと思います。

【1】発毛成分ミノキシジルの歴史、そして使い方を知ろう!

副作用を主作用に変えて活躍することになったミノキシジル

「発毛アンサー」をご覧になってくれているかたなら、ミノキシジルが発毛剤リアップシリーズの主成分で、発毛効果を持っているということはすでに頭に入っているのではないでしょうか?

アメリカで1960年代に開発されたミノキシジルは、かつて高血圧の治療薬だったものの、「多毛症」という副作用があったんですね。この副作用を主作用に変えることで、まずは1980年代に「ロゲイン」というアメリカ製の発毛剤がデビューし、1999年には日本でもリアップシリーズが誕生しました!

具体的にどのような仕組みで発毛させてくれるのかについては今でもわかっていない部分が多いのですが、どうやらミノキシジルには頭皮の血管を拡張することで血行を促進したり、髪の毛の大元である「毛母細胞」を刺激したりといった効果があるようなのです。

ミノキシジルを外用するのと内服するのとでは、何が違う?

しかしミノキシジルを使う際には、気をつけなければいけないことがあります。

先ほど触れた「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」で、ミノキシジルは確かに推奨度Aなのですが、それはミノキシジルを“外用”したときに限った話なのです!

リアップシリーズなら、ミノキシジルが配合された薬液を頭皮に塗りつけるタイプの外用発毛剤なので、この点は問題ないと言えますね。

ただ、ミノキシジルを配合した薄毛治療薬は発毛剤リアップシリーズ以外にも存在し、その一例に挙げられる「ミノキシジルタブレット」は、内服タイプの薬なんですよ。

内服タイプのミノキシジルタブレットと、外用タイプの発毛剤リアップシリーズを比較すれば、ミノキシジルタブレットの方が高い発毛効果が見込めるのかもしれません。でも、その分だけ副作用が起こるリスクも高まりますし、そもそもミノキシジルタブレットは日本の厚生労働省に認可されておらず、ドラッグストアなどでも取り扱っていません。

つまり、より安全にミノキシジルの発毛効果を得たいのならば、発毛剤リアップシリーズの方がおすすめになってくるでしょう。

【2】フィナステリドの効果や、その作用機序を知ろう!

フィナステリドは、使用方法も効果もミノキシジルとは逆!?

ミノキシジルの次は、フィナステリドについて解説します!

フィナステリドもミノキシジル同様にアメリカ生まれの成分で、もともと前立腺肥大の治療に使われていたものが、AGAの治療にも転用されることになりました。

フィナステリドの場合はミノキシジルと逆に内服することが推奨されており、フィナステリドの含まれた薄毛治療薬としては「プロペシア」が有名です。プロペシアは厚生労働省にしっかりと認可されていますよ。

そんなフィナステリドの効果は、“脱毛の抑制”。ミノキシジルのような発毛成分とは違い、男性ホルモンの作用を抑えることで、薄毛の進行にストップをかけてくれるのです!

フィナステリドと男性ホルモンには、どんな関わりがある?

みなさんもきっと、「AGAの原因は男性ホルモンである」という印象を持っていたのではないでしょうか?

そう、フィナステリドの効果を知ることは、AGAの原因を知ることにもつながるのです。

男性の精巣で生み出された「テストステロン」(図中のT)というホルモンは、血液と一緒に全身を駆け巡り、髪の毛の毛母細胞にも届きます。ところが、ここで「5αリダクターゼ」(5α-還元酵素)という酵素が介入すると、テストステロンが「ジヒドロテストステロン」(DHT)に変わってしまうとのこと。

このジヒドロテストステロン(DHT)は“悪玉”男性ホルモンとも呼ばれており、なんと毛母細胞の寿命を早めてしまうという困り者!つまり、髪の毛が本来の長さまで伸びるのを待たずに、脱毛を起こしてしまうんですね…。「なんて余計なことを!」と怒りを覚えるのは当然のことでしょう。

そこで、フィナステリドの出番がやってきます。フィナステリドは5αリダクターゼ(5α-還元酵素)の作用を阻害することで、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成されるのを防いでくれるのです!これこそがフィナステリドの脱毛抑制効果なのでした。

【3】ミノキシジルとフィナステリド、さらに比べてみよう!

ミノキシジルとフィナステリド、女性にも効くのはどっち?

発毛が目的ならミノキシジル配合の発毛剤リアップシリーズを外用し、脱毛抑制が目的ならフィナステリド配合のプロペシアを服用する…といった具合に、AGA対策にも多様なアプローチがあることがおわかりいただけたと思います!

もう少しミノキシジルとフィナステリドの違いに踏み込んでみると、ミノキシジルによる薄毛治療には男女ともに取り組めますが、フィナステリドは男性しか使えません。

というのも、フィナステリドが働きかけるのは悪玉“男性”ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)ですので、女性にははじめから関係ないわけですね。

一方、ミノキシジルの発毛効果は性別を問わずに発揮されるため、現に発毛剤リアップシリーズには「リアップリジェンヌ」という女性向けの商品がラインナップされています。

ミノキシジルとフィナステリドの副作用を勉強しておこう!

なお、ミノキシジルもフィナステリドも医薬成分ということで、副作用についても触れておかなければいけません!

かつて高血圧の治療薬だったミノキシジルは、使用者の血圧を下げることが想定されます。発毛剤リアップシリーズにはミノキシジルの含有量が1%のものと5%のものがありますが、体質的に低血圧だというかたは、念のためミノキシジル1%配合の商品から試すようにした方がよさそうですね。

そして、プロペシアに含まれているフィナステリド。こちらは男性ホルモンに作用するという性質上、ED(インポテンツ)や男性不妊といった性機能への影響が出てしまうことも…。将来的に子作りを予定しているかたなどは、慎重に使用するべきだと言えるでしょう。

ちなみに、前もってAGA遺伝子検査を受けておけば、フィナステリドが自分の身体に効きやすいかどうかをチェックできるとのこと!

私たちの遺伝子からは「CAGリピート数」と「GGCリピート数」というデータを導き出すことができるのですが、CAGリピート数が高いかただと、残念ながらフィナステリドが効きにくいそうなのです。フィナステリドの服用に興味があるなら、AGA遺伝子検査の受診も視野に入れてみてください!

【4】まとめ――ミノキシジルとフィナステリド、しっかり選ぼう!

推奨度Aの2つの成分、自分の治療テーマに応じてチョイス!

AGA治療のテッパンとも言えそうなミノキシジルとフィナステリド、それぞれのメリットやデメリットは整理できましたか?

みなさんが望むのは発毛なのか、あるいは脱毛抑制なのか…それ次第で発毛剤リアップシリーズやプロペシアを上手に使い分けましょう!

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実/イラスト・もりいくすお】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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