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【AGA改善研究】ミノキシジルの基礎知識を学ぼう!vol.3 ≪ミノキシジルを安全に使うために…副作用について知ろう!≫

AGA(男性型脱毛症)の治療は、大まかに2つの方針に分けられます!

1つ目の方針は、現在生えている髪の毛を強く・太く育てることで、抜け毛症状が今よりも悪化してしまわないように抑えるというもの。その対策には育毛剤やスカルプケアシャンプーが使われており、さまざまなメーカーが競うように商品を発売している状況は、みなさんもドラッグストアやインターネットストアなどでご覧になっているでしょう。

そして2つ目の方針は、髪の毛が生えてこなくなった毛穴からもう一度生やすことで、髪の毛の総量を増やすというもの。もしかすると、みなさんのAGAの悩みを根本から解消できるのはこちらかもしれませんね。

ただ、髪の毛を“育てる”のではなく“生やす”場合は、育毛剤やスカルプケアシャンプーを使うだけではどうにもならないのです。

毛を生やしたいのであれば、「ミノキシジル」という発毛成分が配合されている発毛剤を使うことになります!発毛剤と言えば、日本では大正製薬の「リアップ」シリーズがよく知られていますよね。

そんな発毛剤ですが、実際に使用経験のあるかたは意外と少ない模様…。「発毛アンサー」が公開している「薄毛男性100人に聞きました!」というシリーズ記事のVol.6では、「あなたは発毛剤を使用したことがありますか?」というアンケートを実施したものの、「使用したことがある」かたは全体の14%しかいませんでした。

発毛剤を「使用したことがない」かたがたのコメントのなかには、「副作用が怖い」という声も見られました。そこで今回は、リアップシリーズのような発毛剤をみなさんに安心して使っていただくためにも、発毛成分ミノキシジルの副作用について掘り下げてみたいと思います!

【1】単刀直入に言うと…ミノキシジルには副作用があった!

ミノキシジルは医薬成分なので、副作用があるのは仕方のないこと?

ミノキシジルはアメリカの製薬会社であるファイザー社(当時の名称はアップジョン社)が開発した“医薬”成分。ですから大前提として、ミノキシジルを含んでいる発毛剤リアップシリーズは「第一類医薬品」に分類されます。

医薬品であるという点は、他のスカルプケア商品と差別化される大きなポイントと言えるでしょう。医薬品は、「医薬部外品」や「化粧品」といった別カテゴリーの商品よりもAGAの治療効果が高い反面、副作用のリスクを必然的にはらんでしまうんですね。

“副作用”という響きにはやや恐怖を感じるかもしれませんが、身近な例を出してみると、みなさんはきっと風邪薬を飲んだことがあるでしょう。熱が下がったり、くしゃみや鼻水が止まったりする一方で、眠気に襲われたりはしませんでしたか?そう、あれも実は医薬品による副作用なのでした!

つまり、ミノキシジルが配合された発毛剤リアップシリーズであろうと、AGA治療とは全く関係ない分野の薬であろうと、医薬品として開発されたからには何かしらの副作用が想定されるケースが多いのです。

副作用があるとは言え、発毛剤リアップシリーズなら安全性は高い!

さて、発毛剤リアップシリーズに配合されているミノキシジルの代表的な副作用には、“血圧の低下”が挙げられます。

と言うのも、ミノキシジルはもともと高血圧を治療する降圧剤だったんですね。身体の血圧を下げるためには、血管を広げて血流を良くしてあげるという方法があり、ミノキシジルはまさに“血管拡張剤”としての機能を持っていました。

現在では、ミノキシジルの血管拡張作用が頭皮に効くと、血液が髪の毛の1本1本に栄養を運びやすくなり、それが発毛を促す一因になっていると考えられています。

しかし逆に言えば、発毛効果だけを期待してミノキシジルを頭皮に使っても、ミノキシジルが身体の血圧にまで変化を起こしてしまうケースは否定できません…。

もっとも、発毛剤リアップシリーズのミノキシジル含有量は1%か5%に抑えられており、発毛効果と安全面の最良のバランスを考えて開発されていますので、健康被害が生じる可能性は低いと言えるでしょう。

とは言え、ミノキシジル以外の降圧剤を常用していたり、元から低血圧だったりするかたは、やはりミノキシジルによって血圧が過度に下がってしまうということもありえます。

発毛剤リアップシリーズの説明書には実際、「使用上の注意」として「本剤は血圧に影響を及ぼす可能性が考えられます」と明記されていますし、「高血圧の人、低血圧の人」は使用前に医師や薬剤師に相談するよう推奨もされています。不安のあるかたは十分注意して使用しましょう。

【2】ミノキシジルの副作用は発毛剤の誕生に関わっていた!

ミノキシジルを使ったことで不要な毛が生えてきてしまった人も…

また、ミノキシジルの副作用には「多毛症」もあります。先述したようにミノキシジルは元来、降圧剤として使われていたものの、やがて腕や耳などの毛が増えてしまったと訴えるかたが出てくるようになりました。

「それならば今度は発想を変えてみて、多毛症を主作用にした新しい薬を作ろう」とミノキシジルの開発元が考え、「ロゲイン」という商品を生み出したのが発毛剤の起源だと言われているのですが…。

いったいなぜ、昔のミノキシジルは頭皮以外の部位にも不要な毛を生やしてしまったのでしょうか?

ミノキシジルを“塗る”か“飲む”かで、副作用も変わってくる!?

その答えは、当時のミノキシジルは服用薬、すなわち飲み薬だったからです。

ミノキシジルを口から飲むと、身体に薬液を塗るよりも高い効果が得られると考えられておりますが、多毛症をもたらす成分が頭皮だけでなく全身にも行き渡ってしまったというわけですね。

ロゲインもリアップシリーズも、ミノキシジルが配合された薬液を頭皮に塗るタイプの発毛剤ですので、多毛症については特に心配しなくてよいでしょう。

なお、飲み薬としてのミノキシジルは現在も海外では販売されています。日本の厚生労働省では未認可の「ミノキシジルタブレット」などがそれにあたりますが、こちらを使用することで多毛症や血圧低下といった副作用が起こる可能性が高くなるのは、言うまでもありません。

【3】ミノキシジルの副作用と向き合うにはどうしたらいい?

ミノキシジルの副作用だけでなく、発毛剤としての注意点もある

ここで改めて発毛剤リアップシリーズの説明書に書かれた「使用上の注意」について着目してみましょう。説明書には、頭皮の発疹、かゆみ、かぶれ、ふけ…といった症状が現れたときは、副作用が疑われるということが記されています。

ミノキシジルは油性の成分で水には溶けないため、発毛剤リアップシリーズのような塗り薬にミノキシジルを配合するためには、アルコールに溶かしてあげる必要があるのです。

ですから、あまり皮膚が丈夫でないかただと、頭皮へのアルコールの刺激が強すぎてしまう場合があるんですね。ミノキシジルが配合された発毛剤を使うなら、自分の肌との相性はどうなのか、常に留意すべきだと言えるでしょう。

先述した通り、発毛剤リアップシリーズはミノキシジル1%配合のものと5%配合のものとで分かれていますので、頭皮への負担が気になるかたは、まずは1%配合のものから使い始めるのがいいかもしれませんね。

ミノキシジルは塗れば塗るほど発毛効果が高まるわけではない!?

そして、ミノキシジルの副作用を最小限にとどめるためには、その発毛剤の使用方法をきちんと守ることが何より大切になってくるのは言わずもがな。

発毛剤リアップシリーズでしたら「1日2回、1回1ml」と用量が厳密に決まっていますし、これらの数値は、メーカーが長い年月をかけて導き出した実験結果に則っています。

1日でも早くミノキシジルによる発毛を実現させたいからといって、ミノキシジルを一度に大量に塗布してしまうのは、薬液のムダづかいになるばかりでなく、頭皮にとっても良くないんですね。

せっかく発毛剤の使用をスタートしても、ミノキシジルの効果が目に見える日が来るまではしばらくもどかしい思いをしてしまうことになりそうですが、粘り強くAGA対策に取り組んでいきましょう!

【4】まとめ――ミノキシジルを活かすもムダにするも自分次第!

AGA改善の鍵を握るのは、ミノキシジルを正しく使いこなすかどうか

AGAのかたにとってミノキシジルは非常にありがたい成分ですが、少なからず副作用というデメリットを抱えているのもまた事実…。ミノキシジルが配合された発毛剤を「怖くて使えない」と漏らしてしまうかたの気持ちも、理解できますよね。

しかし、ミノキシジルの知識を自分なりにきちんと学べば発毛剤に対する印象も変わり、むしろ「副作用は確かに厄介だが、何とかして発毛剤を役立ててみせる!」とポジティブに考えることもできるのではないでしょうか?

自分が納得のいくAGA対策をするには、どのスカルプケア商品に頼るべきなのか。ゆっくりでもいいので、自分なりの答えを出してみてくださいね。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実/イラスト・もりいくすお】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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