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ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.02【ロニテン編】

AGA(男性型脱毛症)の治療方法は、“生えている髪の毛が抜けることを防ぐためのケア”と、“新しい髪の毛を毛穴から生やすためのケア”といった、2つに分けることができます。

現在生えている髪の毛のボリュームをアップさせたり、抜け毛を減らしたりするのが目的のかたは、育毛効果を謳っているスカルプケア商品が適しているのですが、抜けてしまった髪の毛を再び生やすことを目的としているかたでしたら、「ミノキシジル」という発毛成分が配合された医薬品を使用した治療方法がおすすめです。

現在、日本で発売されている発毛剤は、大正製薬が販売している「リアップ」シリーズのみなのですが、この発毛成分ミノキシジルが配合されていることが決め手となり、国内唯一の発毛剤を名乗れているというわけです。

ですが、海外に目を向けてみると、ミノキシジル配合の医薬品が数多く存在しているのも事実。海外製の中にはリアップシリーズと同様に頭皮に塗布するタイプの外用薬もあれば、飲み込んで体内に摂取する内服薬もあるんです。

そして、今回取り上げるのが、内服型ミノキシジル配合薬である「ロニテン」!

…しかし!実はこのロニテンは「発毛剤」として誕生したわけではなく、血圧を下げるために用いる薬である血管拡張剤(降圧剤)として用いられていたものなのです。にも関わらず、ひょんなことから発毛効果があると広まっている医薬品でもあるのです。

ですから、『発毛アンサー』はロニテンをAGA治療薬としての使用は推奨しませんが、発毛効果があるという情報が広まっているため、その経緯も含めて解説していきたいと思います。

【1】ロニテンは世界初の発毛剤「ロゲイン」のルーツ

ロニテンは“発毛剤”ではなく“血管拡張剤”

ロニテンは、アメリカのファイザー社(開発当時はアップジョン社)が開発から販売までを手掛けるミノキシジル配合の内服薬です。

先述したとおり、ロニテンは発毛剤ではなく血管拡張剤(降圧剤)として発売された医薬品。

というのも、もともとミノキシジルを配合していたロニテンは、高血圧の治療薬(血管拡張剤)として医療の現場で活躍していました。ですが、“肩や背中の体毛が濃くなる”といった副作用が発生するという多数の報告があったため、アップジョン社(現ファイザー社)は「その副作用を主作用として利用できないか?」という検討を始めます。

――そして1986年、ミノキシジルを配合した世界初の塗布型“発毛剤”として、「ロゲイン」の販売を開始したのでした。

一方、服用薬であるロニテンは、血管拡張剤(降圧剤)としては多毛症の副作用がネックとなり需要を失っていくのですが、薄毛に悩む人々が副作用である毛が増えるという部分に着目し、AGA対策として服用していたという経緯があるんですね。

つまりロニテンは世界初の塗布型“発毛剤”ロゲインのルーツであり、発毛剤として開発されたわけではないものの発毛効果を期待されて使われているという、かなり特殊な背景を抱えた医薬品なのです。

ミノキシジルの発毛効果は間違いない!

ミノキシジルは血行を良くすることで髪の毛に行き届く栄養を多くし、発毛効果を促しているという話は有名ですが、実はこれはあくまでもミノキシジルの効能の一部に過ぎないと言われています。ミノキシジルの発毛効果についての研究は現在も進められていますが、ミノキシジルにはまだ未解明な部分も多いんです。

血行を良くするだけで高い発毛効果が得られるのであれば、ミノキシジルを配合していない血管拡張剤(降圧剤)でも発毛効果が得られるはずですが、そういった研究結果は出ていないため、ミノキシジルには他にも何らかの発毛効果が秘められていると考えられているんですね。

そんなミノキシジルを配合したロニテンですが、内服型のミノキシジルタブレットですので、塗布するタイプの発毛剤よりもミノキシジルの吸収率が高く、一部では発毛効果も一層期待できると言われています。しかしその反面、めまいや動悸といった副作用リスクも高まるそうです。

特にそういった副作用は、ロニテンを服用し始めてから間もない時期に出るかたが大半とのこと。先述したとおり、『発毛アンサー』としてはロニテンの使用は推奨しておりませんが、もし現在使用しており副作用の症状が続くようであれば、すぐに医師に診断することをおすすめします。

【2】ロニテンの種類とロニテンのジェネリック医薬品

ミノキシジル5mg配合と10mg配合の2種

ロニテンには2種類のラインナップがあります。その違いはミノキシジルの配合量にあり、5mgと10mgで、配合率は単純に倍の差があるというわけなんですね。

次に金額面について説明しますと、海外医薬品を取り扱う通販サイトの価格では、ミノキシジル5mgが60錠入りのもので約7,000円、100錠入りのものが約8,000円。そして10mgが60錠入りのもので約10,000円、100錠入りのものが約11,500円という価格設定になっています。

コストパフォーマンス的には10mg・100錠入りのものが優れていると言えるでしょう。

実はロニテンのジェネリック医薬品も多い

余談ですが、金額面を重視して“ミノキシジル成分配合の内服薬”という部分にこだわるのでしたら、ロニテンのジェネリック医薬品も海外の製薬会社から発売されています。

ロニテンのジェネリック医薬品の代表的なものに「ミノキシジルタブレット」や「ロニタブ」というものがあり、こちらはジェネリック医薬品だけあってロニテンよりも安価。安さに重点を置くのであれば、ロニテンにこだわる必要はないのかもしれません。

ですが、血管拡張剤(降圧剤)ロニテンのジェネリック医薬品であるミノキシジルタブレットやロニタブも、ミノキシジル配合のため発毛効果は期待できるものの発毛剤として発売されているわけではないため、『発毛アンサー』としては使用を推奨していません…!

【3】ロニテンは当然、日本の薬局では販売されていない

ネット通販や個人輸入代行で入手できるが…

ロニテンは日本の厚生労働省の認可を得ていないため、日本国内に薬局などでは販売されておりません。

ただ、ネット通販や個人輸入代行業社を利用して入手することもできます。

ちなみに通販サイトを通じて買った場合、一定額を超えると関税がかかるうえに、国内発送よりも高い送料となるでしょうから、そのあたりの事情も知っておくべきでしょう。

ロニテンは「医薬品副作用被害救済制度」対象外

現在、日本国内で発毛剤としての認可を受けているのは大正製薬のリアップシリーズのみですが、リアップシリーズは頭皮に塗布するタイプの外用薬になるんですね。

一方、ロニテンのような内服薬になると体内に直接成分を取り入れますので、高い発毛効果が期待できるとの説もありますが、頭皮以外の不要な箇所の毛が濃くなってしまったり、不整脈にかかってしまったりという副作用のリスクも高まるということになります。

万が一、そういった副作用の症状が出た場合は、すぐにかかりつけの医師に診てもらうことが懸命です。しかし、日本の厚生労働省の認可を得ていないロニテンは「医薬品副作用被害救済制度」の対象外ですので、このあたりのデメリットもきちんと把握しておきたいところですね。

【4】まとめ――発毛剤ではないロニテンは推奨しません!

安心性や信頼度を重視して選ぶのがおすすめ

海外に目を向けると、ミノキシジル配合薬はリアップシリーズと同様の外用薬だけでなく、今回ご紹介したロニテンのような内服薬もあることがおわかりいただけたかと思います。

けれど、ロニテンを使用すれば高い発毛効果を得られるかもしれませんが、ロニテンは発毛剤ではありませんし、なにより副作用のリスクが高まるという点が気になるかたも多いはず…。

AGA対策のためにどの医薬品を使用するかは、そういった副作用のリスクを踏まえ、安心性や信頼度という部分も充分に検討する必要がありそうですね。安心性や信頼度という意味では、やはりロニテンよりも日本の製薬会社が開発・販売しているリアップシリーズが優位でしょう。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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