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ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.03【ノキシジル編】

髪の毛が抜けないよう“育てる”のではなく、毛穴から新しく“生やす”ことをAGA(男性型脱毛症)対策の目標に掲げているかたにとって、発毛成分「ミノキシジル」の存在は決して無視できません!

日本では、大正製薬が販売している発毛剤「リアップ」シリーズにミノキシジルが配合されており、高い人気を博していますよね。数あるスカルプケア商品のうち、育毛剤やスカルプケアシャンプーといった類にはミノキシジルが一切含まれていませんから、発毛剤リアップシリーズの需要の高さには納得できることでしょう。

しかし、実は海外製でもいいのであれば、ミノキシジル配合薬品のバリエーションはもっと広がるのです。そこで今回は「ノキシジル」という商品を取り上げたいと思います。

ただ、こちらは「発毛剤」ではなく、血圧を下げるために用いる薬である血管拡張剤(降圧剤)としての機能がメインの薬。ですから『発毛アンサー』としてはノキシジルをAGA治療に使うことを推奨しませんが、ノキシジルにも発毛効果があるという報告が上がっているのも事実なため、そこにはいったいどんな背景が広がっているのかを説明していきます。

【1】ノキシジルと「ロニテン」の関係性とは?

ノキシジルはロニテンのジェネリックとして誕生

ノキシジルは発毛剤リアップシリーズのような外用タイプとは違い、内服タイプのミノキシジル配合薬品です。

ノキシジルとミノキシジルは、頭に“ミ”がついているか・いないかという非常によく似た名前同士ですが、ノキシジルは商品名で、ミノキシジルは成分名ですから混同しないでくださいね。

さて、ノキシジルを製造しているのはタイのT.O.ファーマ社。こちらは1979年に創業し、ジェネリック医薬品を数多く開発している企業らしいのですが、ノキシジルも「ロニテン」という商品のジェネリック薬品なのです。

ノキシジルやロニテンに限った話ではなく、医薬品というものは、特許の有効期間が切れると他のメーカーが同じ成分の商品(=ジェネリック)を作ってもOKになるんですね。

つまり、ノキシジルとロニテンの主成分はどちらもミノキシジルで、その効果にはほとんど差がないのです!ノキシジルの大元になっているロニテンとは、どのような商品なのでしょうか?

ロニテンこそがミノキシジル錠剤のオリジナル!

ロニテンの製造元はアメリカのファイザー社。ファイザー社と言えば発毛成分ミノキシジルを生み出した企業ですし、ミノキシジルが配合された世界初の発毛剤「ロゲイン」を、大正製薬のリアップシリーズより10年以上早く発売したパイオニアでもあります。

もともとミノキシジルは血管拡張剤(降圧剤)の飲み薬として使われており、「多毛症」の副作用が判明したことから、「この副作用を主作用に変えて商品化すればAGAを治療しやすくなるのでは?」と、ロゲインの開発がスタートしたわけですが…。

実を言うと、ここでロゲイン開発のきっかけになった“血管拡張剤(降圧剤)の飲み薬”こそロニテンなのです!

ノキシジルもそうですし、世間で「ミノキシジルタブレット」と呼ばれている内服タイプの薄毛治療薬は、全てこのロニテンから派生しているのです。

そんなロニテン及びノキシジルの効果とは、ミノキシジルの持つ血管拡張作用によって血流を改善し、身体の血圧を下げるというもの。このときに頭皮の血管も広がれば、髪の毛に行き渡る栄養の量が増えるため、結果的に発毛の促進につながるのでした。

ただし、この血管拡張作用はミノキシジルの持つ発毛効果の一部にすぎないと見られており、ミノキシジルの発毛効果の高さの要因については、まだ未解明な部分が多いんですよ。

【2】ノキシジルの商品構成や使い方を知ろう!

ノキシジルは、どういう種類に分かれているの?

ここからはノキシジルの商品ラインナップを見ていきましょう!

ノキシジルにはミノキシジルが5mg含まれた「Noxidil Tablets」と、ミノキシジルが10mg含まれた「Noxidil Forte Tablets」の2種類あり、両方とも1箱100錠入りとなっています。

ロニテンもミノキシジル含有量5mgか10mgかで分かれていますし、1箱100錠入りという部分もノキシジルと共通しています。ただし、ロニテンは錠剤がボトルにまとめて詰め込まれた「ボトルタイプ」しかないのに対し、ノキシジルの場合は、錠剤が1シートに10錠ずつパッケージングされた「シートタイプ」も用意されているんですね。

シートを破って1錠ずつ取り出す手間を億劫に感じてしまうかたもいるかもしれませんが、薬はシートに包装されていた方が空気に触れにくいですし、酸化防止にもなるんですよ!

とは言え結局、ボトルタイプを選ぶかシートタイプを選ぶかは好き好きの問題になると思われますので、自分にとっての使いやすさを重視してください。

また、ジェネリックという性質上、ノキシジルはロニテンに比べて半額近く安価なのもポイント。ロニテンのブランドうんぬんを気にせず、コストパフォーマンスを優先するなら、ノキシジルはミノキシジルの内服薬としてベストマッチになるかもしれません。

ノキシジルを使ううえで気をつけるべき事項は?

ミノキシジル配合のノキシジルは、ただ口から飲むだけなので使用方法は特に難しくないのです…が、1日あたり・1回あたりに服用する量はしっかりと管理すべきです!

先述したように、かつてミノキシジル(ロニテン)は血管拡張剤(降圧剤)としての役割が主でしたから、過剰に摂取すると血圧が大きく下がり、健康を害してしまいかねないんですね。

高血圧の治療目的でノキシジルを飲むときは1日100mgが限度だと言われているものの、AGAの治療目的であれば、もっと内服量を減らさなければいけません。このあたりのややこしさもまた、『発毛アンサー』がノキシジルの使用を推奨しない理由なのです。

実際のところ、AGAのかたはミノキシジルが5mg含まれた錠剤を1日1回、あるいは2.5mg含まれた錠剤を1日2回…といったペースで飲むのが一般的とのこと。

ミノキシジル2.5mgの錠剤は売られていませんから、1日2回に分けてノキシジルを飲むときは、ピルカッターを使って5mgの錠剤を半分に割ることになるでしょう。

ちなみに、ミノキシジル10mgの錠剤100錠をピルカッターで5mgの錠剤200錠に変え、コストを節約しながら服用しているというかたも珍しくないそうですよ。

【3】ノキシジルの入手ルートと副作用を確認!

ノキシジルは日本のドラッグストアにはない!?

次に、ノキシジルを使う場合の入手方法についてですが、ノキシジルは日本の厚生労働省に認可されていないので、街のドラッグストアなどに足を運んでみても取り扱いはありません!

ですが、インターネットの輸入代行サービスなどを利用して、海外から個人的に取り寄せることは可能です。厚生労働省の認可がないからと言って、入手や使用そのものが禁じられているわけではないんですね。

しかし海外から医薬品を個人輸入する際は、一度に注文できる個数に制限があったり、偽の商品が送られてくる可能性を否定できなかったりと、不便な面も見受けられる模様…。

それに、ノキシジルを使ったことで何かトラブルが起きても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になってしまい、自分で責任を負わなければいけません。日本でミノキシジル配合薬品を使うなら、国に認可されており、なおかつドラックストアなどで手軽に購入できる発毛剤リアップシリーズを選んだ方がリスクは減らせるでしょう。

ミノキシジルを内服すると副作用の危険が増加?

さらに付け加えますと、ノキシジルは内服タイプのミノキシジル配合薬品なので、発毛剤リアップシリーズのような外用タイプよりも、副作用が起こってしまいやすいのです。

発毛剤リアップシリーズは、ミノキシジルの配合された薬液を頭皮に塗るだけですから、頭皮以外の部位には影響が出にくいはずですよね。

一方でノキシジルは、ミノキシジルの錠剤を口から飲むため、その成分が頭皮のみならず、全身に広がります。多毛症の副作用によって、腕や耳などに余計な毛が生えてしまうという事態が起こりうる可能性は充分にあるのです…!

もちろん、内服タイプのミノキシジル配合薬品であれば薬液を塗るときのムラを心配することもなく、得られる発毛効果が大きいという利点もあるのですが、血圧低下というミノキシジル本来の効果も、より発生しやすくなります。

生まれつき低血圧なかたや、普段からミノキシジル以外の血管拡張剤(降圧剤)を使っているかたはミノキシジルの内服を避け、まずは発毛剤リアップシリーズを試してみるのが無難かもしれません。

【4】まとめ――ノキシジル、使用価値はある?

自分はAGA治療で何を大切にしたいのか考えよう!

ミノキシジルの配合薬品も、国内製か海外製か、外用タイプか内服タイプか…といった具合に細分化されていることがわかりましたね。

『発毛アンサー』としてはあくまで推奨しませんが、発毛効果の高さや商品の安さを一番の判断基準にするのなら、海外製の内服薬であるノキシジルを使ってみるのも一つの選択肢かもしれません。

ただ、国内製の外用薬である発毛剤リアップシリーズであればクリニックや個人輸入に頼らずとも手軽に購入できますし、日本でちゃんと認可されているという信頼感も備わっています!

AGA治療を効率的かつ安全に進めるには、どのミノキシジル配合薬品を使うのが最適なのか?みなさんの体質や懐事情も参考にしつつ、検討してみてください。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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