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ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.04【ミノキシジルタブレットUSP編】

「発毛アンサー」をご覧になっているみなさんは、AGA(男性型脱毛症)という悩みにどうやって対処するべきか、少しずつイメージを膨らませているはず。

例えば育毛剤やスカルプケアシャンプーなどを利用し、今ある髪の毛を“育てる”ことで、抜け毛の進行を緩やかにするのも一つの手段ですよね。

一方、毛穴から新しい髪の毛を“生やす”ことでAGAを解消したいのなら、「ミノキシジル」という発毛成分に頼ることになるでしょう。日本のスカルプケア商品の中では、大正製薬の発毛剤「リアップ」シリーズだけが唯一ミノキシジル配合となっており、育毛剤やスカルプケアシャンプーとは明確な差別化が図られているのです。

とは言え、海外製のスカルプケア商品にまで選択肢を広げれば、発毛剤リアップシリーズ以外にもミノキシジルは配合されているのです。その中の一つとして、今回は「ミノキシジルタブレットUSP」を取り上げたいと思います。

ですが、実を言うとこちらは「発毛剤」ではなく、血圧を下げるために用いる薬である血管拡張剤(降圧剤)と呼んだ方がふさわしい薬品なんですね。

ですから、ミノキシジルタブレットUSPをAGA治療に使うことは『発毛アンサー』としては推奨していないものの、血管拡張剤(降圧剤)でありながらも発毛効果が期待できる商品だということは確かですので、ここにはどのような背景があるのかも含めて、解説していきます!

【1】ミノキシジルタブレットUSPと「ロニテン」の関係性

ミノキシジルタブレットUSPはロニテンのジェネリック医薬品

ミノキシジルタブレットUSPは“タブレット”という名前が示す通り、ミノキシジルが配合された錠剤です。ミノキシジルの薬液を頭皮に塗る発毛剤リアップシリーズが“外用タイプ”なら、ミノキシジルタブレットUSPの場合は口から飲む“内服タイプ”だということですね。

ミノキシジルタブレットUSPを開発しているのはアメリカのMutual Pharmaceutical社と、インドのCyno Pharmaceuticals社。この2社が販売しているミノキシジルタブレットUSPは、同じ商品名でも微妙に仕様が異なるのですが、今回はMutual Pharmaceutical社製の方をメインで紹介したいと思います。

さて、ミノキシジルタブレットUSPを使ううえで押さえておきたいポイントは、ミノキシジルタブレットUSPは「ロニテン」という医薬品のジェネリックだということ。

ロニテンもミノキシジルタブレットUSP同様、ミノキシジルを主成分とした内服タイプの医薬品なのですが、世に出たのはロニテンの方が先です。しかし、今となってはロニテンの特許は切れているため、別の製薬メーカーがロニテンと同じ成分の医薬品を製造しても、なんら問題がないのでした。

改めて整理すると、ロニテンが先発医薬品(新薬)で、ミノキシジルタブレットUSPはジェネリック(後発)医薬品!この関係性は基礎知識として覚えておきましょう。

ロニテン(ミノキシジル)の歴史と、発毛効果の仕組みは?

ロニテンなくしてミノキシジルタブレットUSPは生まれなかったわけですから、ここではロニテンの歴史について、もう少し掘り下げてみます。

キーとなる存在は、アメリカのファイザー社です。ファイザー社はミノキシジルの成分を開発した企業ですが、開発当時は意外にもミノキシジルの持つ発毛効果に気付いていなかった模様…。

なぜならミノキシジルはもともと、AGAの治療ではなく、高血圧の治療を目的に生み出された成分なのです。そして、ミノキシジルを配合した血管拡張剤(降圧剤)としてファイザー社が最初に売り出したのが、先ほどから名前が登場しているロニテンなんですね。

ところが、ミノキシジル(ロニテン)には「多毛症」という副作用があることが明らかになります。血圧を下げたい人にとって、ミノキシジル(ロニテン)の副作用がデメリットになることは言わずもがなでしょう。

もっともファイザー社は多毛症の副作用を逆に利用し、世界初の発毛剤「ロゲイン」の開発にこぎつけることができたので、結果オーライだったのかもしれません。

さて、血管拡張剤(降圧剤)として使うにしろ発毛剤として使うにしろ、ミノキシジルは私たちの身体にどんな効果をもたらしているのか気になりませんか?簡単に言うと、ミノキシジル(ロニテン)には血管拡張作用があるのです。

身体の血管が広がれば血流が良くなり、血圧低下につながるんですね。また、髪の毛が成長するためには血液から運ばれてくる栄養が必要ですので、血流の改善は、AGA治療の観点から見ても意味があると考えられるんですよ。

ただ、ミノキシジルの発毛効果については、ほかにも髪の毛の大元になっている「毛母細胞」を刺激してくれるなどの説があるものの、まだ未解明な部分も多いため現在進行形で研究が進められているのです。

【2】ミノキシジルタブレットUSPの商品構成と使用方法を確認

ミノキシジルタブレットUSPは2種、違いはミノキシジルの量

Mutual Pharmaceutical社製のミノキシジルタブレットUSPは、ミノキシジル含有量2.5mgの商品と10mgの商品とで分かれており、どちらも1本のボトルに100錠入りで売られています。

この商品構成はロニテンと非常に似ていて、ミノキシジルタブレットUSPとの違いは、ミノキシジル2.5mgの商品の代わりに5mgの商品がラインナップされている点ぐらいなもの。

値段は先発医薬品であるロニテンの方が高いですが、内服タイプのミノキシジル配合薬品をどうしても使ってみたいというかたで、ジェネリックだということが特に気にならないようなら、ミノキシジルタブレットUSPを安く買うのも手でしょう。

ミノキシジルタブレットUSPはボトルで販売されているが…

先述したとおり、ミノキシジルタブレットUSPはボトルに入った状態で販売されています。なお、ミノキシジルタブレットUSPやロニテン以外の商品ですと、ミノキシジルの錠剤をボトルに丸々入れるのではなく、1錠ずつシートに密封していることも。

これはミノキシジルの錠剤が空気に触れるのを防ぎ、酸化させないようにするという狙いが見て取れますね。

いずれの商品にしても発毛剤として販売されているわけではなく、あくまでも血管拡張剤(降圧剤)であるために『発毛アンサー』としては使用を推奨していませんが、それぞれレビューページを公開していますので気になったかたは参考にしてみてください。

【3】ミノキシジルタブレットUSPの入手方法や副作用を知ろう

ミノキシジルタブレットUSPは、日本の厚生労働省は不認可

ミノキシジルタブレットUSPの使用に興味を持っているかたには、前もってお伝えしておかなければいけない事実があります。

なんとミノキシジルタブレットUSPは、発毛剤リアップシリーズなどと違い、日本の厚生労働省に認可されていないのです!街のドラッグストアは認可のない医薬品を店頭に並べることはできませんし、「ミノキシジルタブレットUSPを買おう」と出かけたところで、徒労に終わってしまうんですね。

そうは言っても、ミノキシジルタブレットUSPの入手ルートは完全に断たれているわけではなく、AGAの専門クリニックに行けば処方してもらえることがあります。また、海外の医薬品の輸入代行サービスに取り組んでいる企業もありますので、1回あたりの購入可能点数は制限されてしまいますが、インターネット経由で申し込んでみてもいいでしょう。

ただ、医薬品を海外から個人輸入するときは慎重な手続きを心がけてください。個人輸入そのものは違法ではありませんが、悪徳業者だと気づかずに代行を頼んでしまったら、紛い物の商品が送られてくるという可能性も…。そこは自分の目で見極める必要があるのです。

さらに言えば、ミノキシジルタブレットUSPの服用が原因で健康を害することがあっても、「医薬品副作用被害救済制度」の対象にはならず、自己責任になってしまうんですね。そういった安全面が気がかりなら、日本製のミノキシジル配合薬品である発毛剤リアップシリーズを使用した方が賢明だと思われます。

内服タイプのミノキシジル配合薬品には落とし穴があった!?

ミノキシジルタブレットUSPを使う前にもう1つチェックしておくべきは、副作用の発生確率でしょう。

ミノキシジルタブレットUSPと発毛剤リアップシリーズを比べると、ミノキシジルタブレットUSPの方が副作用の危険は大きいと言われています。

理由は簡単なこと。内服タイプであるミノキシジルタブレットUSPは、ミノキシジルの成分が身体中に浸透しますので、高い発毛効果を見込める反面、多毛症の副作用も現れやすくなってしまうのです…。ミノキシジルによって新しい髪の毛が生えるだけならいいのですが、腕や耳などのムダな毛も濃くなってしまいがちだというわけですね。

そして、ミノキシジルが持っている血圧低下作用が起こりやすいのもまた、ミノキシジルタブレットUSPのような内服タイプの商品なのです。もともと血圧が低い体質のかたや、ほかの高血圧治療薬を常用しているかたがミノキシジルタブレットUSPを飲むと、血圧が下がり過ぎてしまう恐れも…!

こうしたミノキシジルの副作用が心配だというかたは、ミノキシジルの薬液を頭皮にピンポイントで塗ることができる、発毛剤リアップシリーズの方が向いているのではないでしょうか。

【4】まとめ――ミノキシジルタブレットUSP、使う価値は?

入手の手間と副作用リスクを考えると推奨はできない…

ミノキシジルタブレットUSPのような海外製のミノキシジル配合薬品は入手が面倒で、副作用のリスクも見逃せません。

ミノキシジル配合薬品を今日・明日にでも使い始めたいなら、国に認可されており、近所のドラッグストアでも購入できる発毛剤リアップシリーズを選ぶのが手っ取り早いでしょう。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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