発毛に関する様々な悩みに 今すぐアンサー!

ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.05【ロニタブ編】

AGA(男性型脱毛症)をどのように解決したいかという希望は人によって様々で、各メーカーもそれぞれの用途に合わせたスカルプケア商品を開発しています!

例えば、今生えている髪の毛が抜けてしまうのを防ぎたいのなら、育毛剤やスカルプケアシャンプーでも事足りるでしょう。

でも、新しい髪の毛を毛穴から生やしたいのなら、発毛成分「ミノキシジル」が配合された発毛剤を使う必要があります。日本のミノキシジル配合薬品と言えば、大正製薬から発売されている発毛剤「リアップ」シリーズが著名ですよね。

そんな中、海外には発毛剤リアップシリーズ以外のミノキシジル配合薬品が、数多くあることをご存知のかたもいらっしゃるでしょう。

今回は「ミノキシジルタブレット」の一つである「ロニタブ」という商品を取り上げてみたいと思います。…が、最初にお伝えしておきますと、ロニタブは「発毛剤」よりもむしろ、血圧を下げるために用いる薬である血管拡張剤(降圧剤)としての性質が色濃い商品。

ですから、ロニタブをAGA治療に使うのは『発毛アンサー』としては推奨していません。ただロニタブにも発毛効果が認められているのが現状ですので、「なぜ血管拡張剤(降圧剤)のロニタブに発毛効果があるのか?」という疑問についても迫っていきたいと思います。

【1】ロニタブは「ロニテン」とどう関わっている?

ロニタブ=ロニテン、ジェネリック医薬品の飲み薬

ロニタブは、インドのインタス・ファーマ社が製造している商品です。発毛剤リアップシリーズとの決定的な違いは、ミノキシジルを“塗る”か“飲む”かでしょう。

発毛剤リアップシリーズは、ミノキシジルが配合された薬液を頭皮に塗る、外用タイプの商品。一方でロニタブは、ミノキシジルが含まれた錠剤(=ミノキシジルタブレット)を口から飲む、内服タイプの商品だということですね。

そしてロニタブは、「ロニテン」というミノキシジルタブレットのジェネリック医薬品でもあるのです。

ロニテンの方がミノキシジルタブレットとしては先に開発されていたのですが、ロニテンはすでに特許が切れているため、インスタファーマ社のような別企業も、ロニテンと同じ条件でミノキシジルの配合薬品を作ることが可能になったのでした。

ロニテンがAGA治療に使われるようになった経緯は?

ロニタブはロニテンのジェネリック医薬品ということで、服用したときに得られるミノキシジルの発毛効果は、どちらもほぼ一緒です!

では、そもそもロニテンとはどんな商品だったのかという点に触れておきましょう。

ロニテンを開発したのは、アメリカのファイザー社。外用タイプの発毛剤に詳しいかたでしたら、このファイザー社こそが発毛剤の先駆けである「ロゲイン」を作り出したのだということをご存知かもしれませんね。

さらに言えば、ミノキシジルという発毛成分もファイザー社が開発したものなのです。ミノキシジルは元々、高血圧を治療する飲み薬として登場し、その薬にロニテンという商品名がつけられたのでした。

しかしミノキシジル(ロニテン)には「多毛症」という副作用があることが発覚してしまい、そのまま血管拡張剤(降圧剤)として使い続けるのは難しい状況に…。

それでもファイザー社はミノキシジル(ロニテン)を無駄にはせず、副作用を上手く活用することにより、発毛剤という形で生まれ変わらせます。

こうして発毛剤ロゲインが誕生したわけですが、そもそもなぜミノキシジルが高血圧の治療に寄与していたのかと言うと、ミノキシジルには身体の血管を拡張し、血流を良くする効果があったため。

これは発毛の促進にも関係しており、現在のAGA治療でミノキシジルを外用したり内服したりするのは、ミノキシジルが血管を広げる作用を持っているため。これはあくまでミノキシジルの発毛効果の一部だと言われていますが、血液が髪の毛に栄養を運ぶ手助けをしてくれるというわけですね。

【2】ロニタブの商品パターンや使い方をチェック!

ロニタブの錠剤はミノキシジル5mgもしくは10mg配合

次は、ロニタブのシリーズ展開について解説しましょう。

ロニタブは、ミノキシジルが5mg配合された商品と10mg配合された商品の2種類が売られており、どちらも1箱10錠入り。ミノキシジル10mg配合の方が高価なのは、言うまでもありません。

なお、ロニテンもロニタブ同様、ミノキシジル5mgと10mgの商品が用意されているのですが、ロニテンは1箱あたりの内容量が多く、100錠入りで販売されています。

ここで注意したいのは、1錠の単価はロニタブの方が高いということ。ロニテン以外のミノキシジルタブレットと比べてみても、ロニタブは決して安くないのです…。通常、ジェネリック医薬品は元になった商品よりも低価格で買えるのがメリットなのですが、ロニタブの場合はなぜか事情が異なるんですね。

ミノキシジル配合の錠剤はシート包装の方が清潔?

また、スカルプケア商品がいくつも存在している中、これがわざわざロニタブを選ぶきっかけになるかは微妙なところですが、ロニタブの特徴として、ミノキシジルの錠剤がシートで包装されている点が挙げられるでしょう。

ロニテンはミノキシジルの錠剤がボトルに丸ごと詰め込まれていますが、ロニタブは1錠1錠をシートに密封しており、薬が酸化しにくい構造になっているのです。

ロニタブのメイン用途は発毛剤ではなく血管拡張剤(降圧剤)であり、『発毛アンサー』として使用を推奨しているわけではないのは前述したとおりですが、ミノキシジルの錠剤を少しでも清潔に取り扱いたいというかたにとって、シート包装は嬉しいポイントではないでしょうか。

【3】ロニタブはどこから購入すればいいんだろう?

ロニタブは日本の薬局などには売られていないが…

さて、ロニタブを実際に買ってみたくなったら、どうすればいいのでしょうか?

みなさんはきっと、ドラッグストアのスカルプケア商品コーナーに立ち寄った経験があると思いますが、発毛剤リアップシリーズや他の育毛剤を見つけることができても、ロニタブのような海外製のミノキシジル配合薬品は目に入ってこなかったはず…。

と言うのも、ロニタブは日本の厚生労働省の認可を得ておらず、ドラッグストアに置くことができない商品なんですね。

こうした状況下でロニタブを入手するには、AGAの専門クリニックに処方してもらったり、海外からの輸入代行サービスを実施しているサイトに依頼したりといったルートがあります。

これらの入手ルートは合法なのですが、海外製の医薬品を個人輸入するときは、1回に取り寄せられる個数が決まっています。また、信頼性の高い販売サイトを見抜く力がないと、もしかしたらニセモノの商品を送られてきてしまう可能性も。国内製のスカルプケア商品をドラッグストアで購入するよりも、融通が利きにくいということです。

そして、ロニタブの使用により何らかの問題が発生してしまっても、「医薬品副作用被害救済制度」を受けられないというのは押さえておきたいところ。やはり安心感という面では、発毛剤リアップシリーズのような国産のミノキシジル配合薬品の方が優秀でしょう。

ミノキシジルの内服は、副作用の出現率を高める!?

また、同じミノキシジル配合薬品でも、内服タイプと外用タイプとでは副作用のリスクに差が出てきます。

ロニタブのように内服タイプのミノキシジル配合薬品は、ミノキシジルの成分を身体に直接取り入れるため、発毛剤リアップシリーズのような外用タイプよりも発毛効果が高くなる…というのが一般的な見解。外用タイプの発毛剤だと、ミノキシジルの薬液を頭皮に塗る際、ムラになってしまうことだってありますからね。

とは言え、長所と短所は紙一重なのです…。ミノキシジルの錠剤を内服すると、成分が頭皮だけでなく、他の部位にまで行き渡りますので、多毛症の副作用もその分だけ現れやすくなります。耳や腕などに必要のない毛が生えてきてしまったら、厄介だと思いませんか?

これに加え、ミノキシジルには血圧低下の副作用もありますので、ミノキシジルの効果が出やすければ出やすいほど良いとは一概には言えないのです。常日頃から高血圧の治療薬を飲んでいるかたや、低血圧の悩みを抱えているかたにとって、ミノキシジルの内服は危険が伴うでしょう。

健康への影響を最小限に抑えつつミノキシジルを使いたいのならば、外用タイプである発毛剤リアップシリーズを選んだ方がいいかもしれません。

【4】まとめ――ロニタブ、使ってみる価値アリ?

内服薬だからこその強みと弱みを冷静に吟味しよう

内服タイプのミノキシジル配合薬品であるロニタブの利点・欠点は頭の中で整理できましたか?

ロニタブは発毛剤リアップシリーズを上回る発毛効果を発揮してくれる可能性もあるにせよ、内服薬ゆえの危険性をはらんでいるのは事実ですし、国内不認可という部分もマイナスイメージでしょう。

これらの要素を踏まえ、『発毛アンサー』ではロニタブをAGA治療に使うべきでないという立場を取っていますが、みなさんはみなさんなりに、ロニタブがAGA治療のパートナーになりうる商品かどうかジャッジしてみてください!

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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