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ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.06【ポラリス編】

各メーカーが世に送り出しているスカルプケア商品のうち、育毛剤やスカルプケアシャンプーなどは抜け毛の予防に役立ちますが、毛穴から髪の毛を新しく生やしたいのであれば選択肢は発毛剤に絞られます。

日本で発毛剤と言えば、大正製薬が1999年に販売を開始し、現在まで好調な売り上げを維持しているリアップシリーズ!発毛剤リアップシリーズには日本のスカルプケア商品の中で唯一、発毛成分「ミノキシジル」が配合されており、育毛剤やスカルプケアシャンプーとは一線を画しているんですね。

つまり、ミノキシジルはAGA(男性型脱毛症)治療を語るうえで外すことはできない要素なんです…が、海外ではリアップシリーズの他にも、たくさんのミノキシジル配合発毛剤が活躍していることをご存知ですか?

というわけで今回は、「ポラリス」という発毛剤にクローズアップしてみますよ!

【1】発毛剤ポラリスの商品ラインナップを学ぼう!

発毛剤ポラリスにはミノキシジル以外の成分も配合

発毛剤ポラリスを製造しているのは、アメリカのポラリス社です。同社は2009年に設立されたDivine Skin社を母体としているようですから、スカルプケア業界に参入したばかりだと言えるでしょう。

とは言え、現在までに発毛剤ポラリスは5種類も販売されていますし、その開発スピードや熱意には目を見張るものがありそうですね。発毛剤ポラリスは「リポスフィアテクノロジー」(ラメラ脂質二重層運搬システム)というものを採用しており、ミノキシジルなどの有効成分をカプセル化することで、頭皮への浸透力を強化しているみたいですよ。

そんな発毛剤ポラリスの商品ラインナップを個別に見ていきますと、まず1つ目は「NR-07」。こちらにはミノキシジル5%に加え、「アゼライン酸」が2%配合されています。アゼライン酸はニキビの治療などにも使われている成分なのですが、AGAの治療においては「5αリダクターゼ」(5α-還元酵素)を抑える効果があるとのこと。

ここでターゲットになっている5αリダクターゼ(5α-還元酵素)とは、正常な男性ホルモンである「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン」(DHT)という“悪玉”に変え、抜け毛の進行を早めてしまう厄介な存在なんですね。アゼライン酸によって5αリダクターゼ(5α-還元酵素)の働きを阻害できれば、それは立派なAGA対策になるでしょう。

また、発毛剤ポラリスの2つ目である「NR-08」はミノキシジル7%、アゼライン酸5%と、各成分の配合率が「NR-07」よりも高くなっています。「NR-07」を試したのに効果が薄かった…というかたでしたら、「NR-08」を使ってみてもいいかもしれません。

発毛剤ポラリスのミノキシジル配合率は最大16%!

発毛剤ポラリスの3つ目以降は、ミノキシジルの濃度が一気に高くなります!

「NR-09」では「NR-07」の3倍、「NR-08」の2倍以上となる、15%ものミノキシジル配合率を実現。アゼライン酸も引き続き配合されていますし、他にも「ビオチノールトリペプチド-1」、「オレアノール酸」、「ビオチノールトリペプチド-1」、「プロシアニジンB2」、「アデノシン」、「βシトステロール」といった“+α”の成分がてんこ盛りとなっています。

そして、発毛剤ポラリスシリーズの中で最高のミノキシジル配合率を誇るのが「NR-10」。こちらにはミノキシジルが16%配合されており、従来の液状タイプから、クリームタイプの発毛剤へと変化。クリームタイプでしたらミノキシジルの成分を頭皮に塗る際、薬液が垂れてしまう心配は減ることでしょう。

さらに「NR-10」の場合、ミノキシジル以外の成分構成も「NR-07」~「NR-09」とは違っていて、大きな特徴は「フィナステリド」が0.1%配合されている点です。フィナステリドは、ミノキシジルと並んでAGA治療のカギとなっている成分ですので、名前を知っているかたもいるでしょう。

先ほど、AGAを引き起こす原因である5αリダクターゼ(5α-還元酵素)についてお話をしましたが、「NR-10」に配合されているフィナステリドは、5αリダクターゼ(5α-還元酵素)の作用を抑制してくれるのです!「NR-10」はミノキシジルとフィナステリドを兼ね備えることで、発毛促進と抜け毛予防を上手く両立していると言えそうですね。

なお、発毛剤ポラリス最後の1つである「NR-11」にもフィナステリドは0.1%配合されていますが、こちらはミノキシジルの配合率が12%へと下がっています。ただ、5αリダクターゼ(5α-還元酵素)対策になる「アルファトラジオール」という成分が新たに0.05%配合されているため、抜け毛予防により一層の力を入れたいかたには向いているでしょう。

【2】ミノキシジルの発毛効果と副作用のリスクを知ろう

かつて、ミノキシジルは血管拡張剤に用いられていた!

続いて、ポラリスやリアップシリーズのようにミノキシジルが配合されている発毛剤には、なぜ発毛効果があるのかという点に触れておきたいと思います。

もともとミノキシジルは、アメリカのファイザー社によって作り出された飲み薬の血管拡張剤(降圧剤)だったものの、やがてミノキシジルを使っていた人々から、「多毛症」の副作用が聞かれるようになりました。その人たちは血圧を下げようとミノキシジルを飲んでいたものの、気づけば耳や腕などにいらない毛が生えてしまっていたというわけですね。

しかしファイザー社は、ミノキシジルのことを「失敗作だ」と見捨てたりはしなかったのです!

「血管拡張剤(降圧剤)としては確かに欠点があるけれど、もしかしたらこの副作用は別の形で活かせるのでは?」とポジティブに捉えたファイザー社は、世界初のミノキシジル配合発毛剤「ロゲイン」を開発することに成功。ここでロゲインが生まれていなければ、リアップシリーズやポラリスなど、他の発毛剤が後に続くこともなかったかもしれません。

さて、ロゲインやリアップシリーズ、ポラリスといった発毛剤にミノキシジルが配合されている理由は、ミノキシジルに血管拡張作用があることが理由の一つとなっています。

血管を広げることで血流を改善し、身体の血圧を下げる…というのが、ミノキシジルを血管拡張剤(降圧剤)として使ったときの効果。これを応用し、ミノキシジルの成分が頭皮に効くようにしたらどうなるでしょうか?

そう、頭皮の血管が広がれば、髪の毛へと流れてくる血液の量が増えます。髪の毛はその分、血液が運んでくる栄養を受け取りやすくなり、発毛の促進が期待できるというわけなんですね。

もっとも、ミノキシジルの発毛メカニズムはまだ完全には明らかになっていないようで、血管拡張作用はあくまで効果の一つでしかないと言われています。AGAに悩んでいるみなさんからすれば、今後の研究結果を楽しみに待ちたいものですよね。

ミノキシジル配合率は濃い方がいい…とは限らない

ミノキシジル5%配合の「NR-07」からミノキシジル16%配合の「NR-10」までシリーズ展開されている発毛剤ポラリスは、どれを使ったらいいのでしょう?

ミノキシジルの配合率が高ければ高いほど、発毛効果は上がる…そう連想するのはいたって自然ですが、ここで一旦、冷静になってください!

まず、発毛剤の起源であるロゲインは今も現役でAGA対策に使われているものの、商品自体はミノキシジル5%配合の1種類しかありません。

日本で唯一の発毛剤であるリアップシリーズですと、「リアップ X5 プラス」にミノキシジルが5%配合されているのを除き、残りの3商品はミノキシジル1%という配合率になっています。

こうやって比べてみると、最大でミノキシジル16%配合という発毛剤ポラリスが、いかに大胆なことをしているのかがわかりますよね。

結局、ロゲインやリアップシリーズといった発毛剤がミノキシジルの配合率を5%までにとどめているのは、「ミノキシジルはこれくらいの含有量で充分だ」と判断しているから…そういう見方もできるのではないでしょうか?

それに、ミノキシジルには血圧低下という副作用があります。ミノキシジルの濃度が高くなれば当然、血圧低下の副作用も発生しやすくなりますので、ミノキシジル配合発毛剤を使用するときは、発毛効果だけに気を取られてはいけません。自分の体質なども考慮し、安全に使い続けられる発毛剤かどうか、しっかりと吟味しなければならないのです!

発毛剤ポラリスを使うとしたら、ミノキシジル16%配合の「NR-10」にいきなり手を出すのではなく、配合率が低い商品から順番に試した方が良さそうですね。

【3】発毛剤ポラリスはどうやって入手すればいい?

発毛剤ポラリスが日本の薬局で売っていない理由

国内のドラッグストアには、発毛剤ポラリスは売られていません。

と言うのも、海外製の医薬品である発毛剤ポラリスは日本の厚生労働省に認可されていない商品ですので、国内のドラッグストアでは販売不可なんですね。

ですがネットサーフィンしてみれば発毛剤ポラリスの口コミはいくつもヒットしますし、日本人でも発毛剤ポラリスを買うことはできるのです。

ではいったい、どこから入手しているのでしょうか?

発毛剤ポラリスは海外から個人輸入できるけれど…

日本で発毛剤ポラリスを使っている人々は、決して違法な手段を用いているわけではありません。AGAの専門クリニックに処方してもらうという方法もあれば、海外製の医薬品の輸入代行をしているサイトに、自分で申し込むという方法もあるんです。

ところが、海外製の医薬品を個人輸入する場合、一度に取り寄せられる個数が決まっているなど、いつもの通販とは勝手が異なります。その業者が本当に正規品を送ってきてくれるのか、ニセモノを送ってこないだろうか…といった懸念もありますので、人によっては気疲れしてしまうでしょう。

しかも、海外製の医薬品は「医薬品副作用被害救済制度」に当てはまらないので、それを使ったことによる健康リスクは、前もって覚悟しておかなければいけません。より心を軽くしてAGA対策に取り組みたいなら、同じミノキシジル配合発毛剤でも、国内製のリアップシリーズを使うべきかもしれませんね。

【4】まとめ――発毛剤ポラリスの使用は充分な検討が必要!

発毛剤はミノキシジルの濃さだけで評価できない!

最大で16%ものミノキシジルを配合しているポラリスは、国内外を合わせた発毛剤の中でも特異なポジションにあることは間違いないでしょう。ミノキシジル以外にも様々な成分を配合するなど、ポラリス社独自の工夫も見て取れます。

そうは言っても、発毛剤ポラリスは海外製の医薬品だという都合上、リアップシリーズを購入するよりも入手までに手間がかかるでしょう。リアップシリーズより歴史が浅いのも事実ですし、誰もが安心して使える発毛剤かどうかという点には、疑問が残ってしまいそうですね。

ミノキシジルの配合率はあくまでも発毛剤の一要素に過ぎませんので、自分にとってベストな商品はどれなのか、多角的に検討してみてください!

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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