発毛に関する様々な悩みに 今すぐアンサー!

ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.07【カークランド編】

みなさんは育毛剤と発毛剤の違いをご存知でしょうか。

AGA(男性型脱毛症)を改善するための治療を検討しているようでしたら、その違いを明確に知っておく必要があります。

育毛剤の目的は“髪の毛を太く・強く、抜けないように育てること”。ですから、今生えている髪の毛に対するケアを重点的にしたい人向けの商品だと言えます。

一方、発毛剤の目的は“髪の毛が生えなくなった毛根から新たな毛を生やすこと”。育毛剤は毛を生やすことはできませんが、発毛剤は文字どおり毛を生やす効果が期待できるわけです。

そして発毛剤の大きな特徴は、発毛成分「ミノキシジル」が配合されていることなのですが、現在の日本で市販されている発毛剤は大正製薬が開発した「リアップ」シリーズのみになります。

しかし、国内製品だけに的を絞らずに海外製品にも目を向けると、ミノキシジルが配合された発毛剤はいくつか存在しているんですね。

今回はその中から、ミノキシジル5%配合の「カークランド」という医薬品を詳しくご紹介していきますよ!

【1】カークランドはロゲインのジェネリック医薬品

ロゲインよりも年間で約12,000円お得に

ミノキシジルが5%配合されていることがウリとなっているカークランドは、世界初の発毛剤として誕生した「ロゲイン」のジェネリック医薬品。ジェネリック医薬品というのは、製造元の当初の特許が切れたことで、他の製薬会社が同じ成分を用いるなどして開発・販売する薬のことを指します。

ジェネリック医薬品は、元になった薬よりも低価格で売られるのが一般的。カークランドの場合、1本あたりの値段はロゲインに比べ1,000円近く安くなっているため、1か月に1本を使い切るペースで考えると、年間で約12,000円もの差が生まれることに!本家ロゲインに特別な執着がなければ、ジェネリック医薬品であるカークランドを使った方がお得というわけです。

余談ですが、このカークランド、アメリカ発の会員制大型スーパー「コストコ」のプライベートブランドから出ていることも密かな話題となっています。ただし、残念ながら日本国内のコストコでは購入できません…。

ミノキシジル配合の発毛剤、誕生秘話!

もしもロゲインが開発されていなかったら、そのジェネリック医薬品であるカークランドもこの世には存在していませんでした。

さて、そもそも世界初の発毛剤として発売されたロゲインは、内服タイプのミノキシジル配合薬「ロニテン」が元となり開発されたもの。実はロニテンという薬は、毛を生やすことが目的ではなく、血圧を下げるための血管拡張剤(降圧剤)として使用されていたのですが、副作用として「多毛症」の症例が報告されていたのです。しかし、その副作用を主作用として活かせないかと考え、ミノキシジルを配合して開発されたのが発毛剤ロゲインというわけなのです。

ちなみに、日本の厚生労働省からもお墨付きの発毛成分となっているミノキシジルの効果は、どのような発毛メカニズムなのでしょう。

ミノキシジルの血管拡張作用によって血行の循環がスムーズになり、AGAの原因でもある頭皮の血行不良を改善した結果、頭皮に栄養が行き届き発毛効果になっているとのこと。

けれど、その血管拡張作用によるものは、ミノキシジルの持つ発毛効果の一部にすぎないとも考えられているんです。ミノキシジルを摂取することで髪の毛が生えるカラクリは、解明されていないことがまだまだ多々あり、今でも研究が進められているんですね。

【2】カークランドには液状と泡状の2種類がある

違いは薬液がリキッド状かフォーム状か

現在、アメリカで発売されているカークランドは2種類。塗布する際の形状がサラサラのリキッドタイプ(液状)のものと、フワフワのフォームタイプ(泡状)のものがあります。

リキッドタイプは、スポイトで既定の量を取りながら頭皮に塗布していくのですが、薬液がサラサラなため、量の調節をしないと液垂れしてしまうことがあるので注意が必要。

続いてフォームタイプは、薄毛が気になる部分にフォームを押し当てるように塗りこんでいきます。こちらは液垂れの心配はありませんので、液状の薬液を塗るのが難しそうだと感じたならば、こちらのフォームタイプを選択するのがおすすめです。

そして薬液が頭部に塗れたら、指の腹を使って優しくマッサージしてあげると成分の浸透率が高まりますので、効果が出やすくなるでしょう。

正しい使いかたをしてこそ効果が出る!

発毛剤カークランドは、ミノキシジルが配合されている他社の発毛剤に比べて比較的リーズナブルなことがメリットですが、安価な分、その効果を疑ってしまうかたもいるかもしれません。

ですが、きちんとした使用方法を守れば、きっとミノキシジルの発毛効果を実感できるはずです。

ということで、ここでは正しい使いかたをお教えしていきます。

まず、毛穴に皮脂が詰まった状態ではミノキシジルの浸透率が悪くなりますので、シャンプー後の清潔な頭皮に塗ることを心がけましょう!

使用は1日に2回。12時間程度、間隔を空けるのがベターです。1回の使用量は約1mlで、塗布後は自然乾燥させます。

上記の使用方法を継続して守ることができるのかで、発毛効果は大きく違うと言われており、逆に適切な使用方法でなければ、カークランド(ミノキシジル)が本来持つ力を十分には発揮できないかもしれませんね。

【3】カークランドは海外通販サイトなどで購入可能

海外通販サイトを利用時の注意点とは?

アメリカの企業が開発したカークランドは、日本の厚生労働省に認可されていないため、日本の薬局で購入することはできません。

ということで、海外の医薬品を取り扱っている海外通販サイトなどで購入して取り寄せるという方法が主になりますが、サイトごとに価格が違ってきますので、いくつかのサイトを比較したうえでの購入が推奨されます。

また、スカルプケア商品に限ったことではないですが、商品の豊富さや、利用者の口コミなどからそのサイトが信頼できるのかを判断してみるのも◎。口コミ数が少なく、その書き込みが良い意見しか載っていないようなサイトは、その口コミ自体が“サクラ”の可能性もあるので気を付けてくださいね。

「医薬品副作用被害救済制度」は対象外

先述したとおり、ミノキシジルには血圧を降下させるという副作用があり、カークランドは頭皮に直接塗布するタイプの発毛剤ですので、かぶれやかゆみといった症状の報告もあります。

ちなみに日本には、容量・用法を守った使いかたをしていたのにも関わらず、薬の副作用が出て病院での診察や治療を受けると、その医療費を負担してくれる「医薬品副作用被害救済制度」というシステムがあります。…が、残念ながらカークランドは日本の厚生労働省の認可を得ていないため、「医薬品副作用被害救済制度」は対象外。

その点、厚生労働省が認可した国内唯一の発毛剤であるリアップシリーズは、もちろん「医薬品副作用被害救済制度」が適用されます。カークランドは安心性という意味ではリアップシリーズに劣っていると考えていいかもしれませんね。

【4】まとめ――カークランドはリーズナブルさが魅力

安さのカークランドか、安心のリアップか

あらゆる角度から発毛剤カークランドを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

カークランドを選択するうえでのメリットは、ジェネリック医薬品のためリーズナブルで購入できるという点。そして、その分、経済的負担が少なく、継続しての使用がしやすいといった点でしょう。

発毛剤は基本的に長期間の継続利用が前提となっているものがほとんどですので、そういう意味ではカークランドはお得なのかもしれません。ですが、安価で購入したカークランドの使用で副作用が現われた場合、「医薬品副作用被害救済制度」対象外ですから医療費が高く付いてしまう可能性があるのはデメリットでしょう。

リアップシリーズ最大のミノキシジル配合率を誇る「リアップX5プラス」は、カークランドと同様のミノキシジル5%配合です。価格の安さという金額面を重視するのであればカークランドという選択肢もアリですが、安心性や信頼度の観点から考えるとリアップX5プラスに軍配が上がりそうですね。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
挿入されている画像やイラストを含め、本記事の文責(記載された内容の責任)は株式会社A4studioが負っています。