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ミノキシジル配合薬ホンネレビューvol.08【ツゲイン編】

AGA(男性型脱毛症)対策の指針は、大きく分けて2通りあるでしょう。

まず一つめは、育毛剤やスカルプケアシャンプーなどを使った抜け毛予防。頭皮に生え残っている髪の毛が今よりも抜けてしまわないよう、太く強く育ててあげるわけですね。

二つめは、「ミノキシジル」配合商品を使った発毛促進。ミノキシジルとは、毛穴から新しい髪の毛を生やす効果が認められている成分のことで、日本のスカルプケア商品では、大正製薬の発毛剤「リアップ」シリーズに配合されています。

ただ、日本国内のミノキシジル配合発毛剤はリアップシリーズのみなのですが、海外では他の商品にもミノキシジルが配合されているんですね。その中から、今回は「ツゲイン」という発毛剤にスポットを当ててみましょう!

【1】ツゲインと「ロゲイン」、両者の関係性を知ろう

発毛剤ツゲインは、ロゲインのジェネリック医薬品でもある

ツゲインは発毛剤リアップシリーズと同じ、外用タイプのミノキシジル配合商品です。

製造しているのはインドのシプラ社で、2万人以上の従業員を擁する大手製薬メーカー。1935年の創業以来、ジェネリックを中心に数々の医薬品を手がけてきたそうです。

ジェネリックとは、特許が切れた医薬品を、別のメーカーが同じ成分で新たに作り直したもの。今回紹介するツゲインの場合、「ロゲイン」というミノキシジル配合発毛剤のジェネリック医薬品にあたります。

ミノキシジルが配合された発毛剤について調べたことのあるかたでしたら、ロゲインの名前を見聞きしたことがあるのではないでしょうか?そう、ツゲインの元になっているロゲインとは、ミノキシジル配合発毛剤の元祖と呼べる存在なのです!

ミノキシジル配合発毛剤の歴史は、ロゲインから始まった!

ロゲインがデビューしたのは1980年代のアメリカで、まだ日本で発毛剤リアップシリーズが生まれていなかった頃の話。

ロゲインの製造元であるファイザー社は、発毛成分ミノキシジルを開発した企業でもありますし、AGA治療の歴史を語るうえでは決して欠かすことができません。

ミノキシジルは当初、高血圧治療の飲み薬として誕生したのですが、やがて「多毛症」の副作用を指摘する使用者が相次ぐようになりました。腕や耳など、望まない部分の体毛が濃くなってしまい、純粋に血管拡張剤(降圧剤)として使うにはデメリットとなる副作用が発覚したんですね。

しかしミノキシジルは、ここでお役御免とはならなかったのです。ファイザー社は、ミノキシジルが持っていた多毛症の副作用を逆手に取り、AGAの人々に向けた発毛剤を生み出すことに成功!ミノキシジルを配合した世界初の発毛剤であるロゲインは、このようにして誕生しました。

そんなロゲインのジェネリック医薬品であるツゲインにも、当然ミノキシジルは配合されていますし、ロゲインとほぼ同一の発毛効果を期待することができます。

ミノキシジルの発毛メカニズムについては諸説あるものの、よく言及されているのは血管拡張作用でしょう。私たちの髪の毛は血液から栄養を受け取ることで成長するわけですが、ミノキシジルが頭皮の血管を拡張してくれれば血液の流れが滑らかになり、髪の毛にとっても好都合ということですね!

【2】ツゲインの商品パターンや使用方法を学ぼう!

ツゲインの商品ラインナップは全部で6種類…何が違うの?

ここでは、ツゲインの商品ラインナップをチェックしてみましょう!

ツゲインはミノキシジルの配合率が2%か5%か10%かで分かれており、それぞれに液状タイプと泡状タイプがあります。つまり、3×2で全6通りの商品が展開されているんですね。値段設定は全体的にロゲインよりも安くなっており、そこがジェネリック医薬品を選ぶメリットだと言えるでしょう。

なお、液状タイプの商品はそのままツゲインと呼ばれていますが、泡状タイプになると商品名が「ツゲインフォーム」に変わり、値段も少しだけ高くなります。

さて、実際にツゲインの使用を検討したときに考える必要があるのが、ミノキシジルの配合率はいったい何%がベストなのか、という点。ツゲインはミノキシジルの配合率が高くなるほど値上がりしていくため、それに伴って発毛効果も大きくなるのではないかと考えられますよね。

ただ、ミノキシジルはもともと血管拡張剤(降圧剤)だったというのは先述した通り。AGAの男性に発毛効果をもたらしてくれる一方で、血圧低下という副作用も想定されてしまうのです…。

ミノキシジルの配合率が高くなれば副作用の危険性も高まりますし、むやみやたらミノキシジルを濃くしたところで、得られる発毛効果には限度があるという可能性も…。自分のAGAの症状や体質次第では、ミノキシジルの配合率が低い商品をチョイスするべきだとも言えるんですね。

事実、発毛剤リアップシリーズの場合はミノキシジル1%か5%かの二択ですし、ツゲインの大元であるロゲインも、ミノキシジル5%配合という1パターンしか用意されていません。これを踏まえると、ミノキシジル2%か5%でも充分だという見方ができそうです。

もっとも、ミノキシジル2%配合のツゲインは女性用という位置づけになっており、男性用のツゲインはミノキシジル5%と10%。ですから自分の身体とミノキシジルとの相性を不安に思っている男性のかたでしたら、まずは2%の方を使ってみるのが無難でしょう。

液状タイプと泡状タイプ、それぞれどうやって使えばいい?

次は、ツゲインの使い方についてです。

液状タイプのツゲインにも泡状タイプのツゲインフォームにも共通して言えるのは、1日2回、できれば12時間ほど間隔を空けて使うのが好ましいということ。1日2回なら朝と夜に分けるのが一般的でしょう。

1回あたりに塗るミノキシジルの液(泡)の量は1mlと決まっており、液状タイプのツゲインであれば、スポイトを使って計量することになります。

ちなみに発毛剤リアップシリーズは、アプリケーターという部品がミノキシジルの薬液を自動的に計量してくれる親切な構造になっているため、すでに発毛剤リアップシリーズに慣れていたかたがツゲインを使い始めると、やや不便に思うかも…?

それはさておき、ミノキシジルの液(泡)を頭皮に塗ったら、指先でマッサージするようにして薄毛が気になる箇所へと広げていきましょう。このとき、くれぐれも爪を立ててはいけません!頭皮にいらぬダメージを与えてしまいますからね。

また、液状タイプのツゲインと泡状タイプのツゲインフォームのどちらを使うかは、好みの問題になってくるでしょう。

例えば液状タイプのツゲインは、泡状タイプのツゲインフォームと違い、ミノキシジルの薬液をせっかく頭皮に塗っても、浸透する前に垂れてきてしまう恐れがあります。上手な塗り方を習得するまで、しばらく苦戦を強いられてしまうかもしれません。

他方、泡状タイプのツゲインフォームは、泡を手に取ったとき、まだ頭皮に塗っていないうちに溶けてしまうというケースもあるかもしれません。これは手の体温が原因ですので、手洗いなどで事前に温度を下げておけば防げるトラブルなのですが、人によっては面倒に感じてしまうのではないでしょうか?

とは言え、液状タイプのツゲインも泡状タイプのツゲインフォームも、ミノキシジルの発毛効果自体には差がありません。自分にとって使いやすいかどうかを選択の基準にしてくださいね!

【3】ツゲインを入手するにはどんな方法があるの?

ツゲインは日本の厚生労働省不認可…薬局で取り扱いなし

ここで重要なことをお伝えしましょう。ツゲインは発毛剤リアップシリーズと異なり、日本のドラッグストアなどでは購入することができません!

ミノキシジルが配合された発毛剤同士でも、リアップシリーズとツゲインとでは、日本の厚生労働省に認可されているか否かという決定的な違いがあるのでした…。

「じゃあ、ツゲインは日本人お断りの発毛剤なの?」というクエスチョンが浮かんでしまうかもしれませんが、あくまでもドラッグストアなどに置かれていないというだけで、合法的な入手ルートはいくつか残されているんですよ。

海外から個人輸入する場合、スムーズにいかない可能性も…

ツゲインのような海外製のミノキシジル配合発毛剤を入手するには、AGAの専門クリニックに処方してもらうほか、海外の医薬品の輸入代行を受けつけているサイトに申し込むといった方法があります。

ですが、海外の医薬品の個人輸入は、普段利用しているようなネットショッピングとは別モノだと考えておいてください。注文可能な個数が制限されているのでまとめ買いはできませんし、ちゃんとした実績のある企業に依頼しなければ、偽の商品が届いてしまうことだってありえるのです…!

そして、海外製の医薬品による健康被害は「医薬品副作用被害救済制度」の対象外でもあるため、「AGA対策は安全第一!」というポリシーのかたは、国内製の発毛剤リアップシリーズを使うようにした方がいいかもしれませんね。

【4】まとめ――ツゲインはロゲインやリアップに劣る?

海外製のジェネリック発毛剤をわざわざ使うメリットとは?

ジェネリック医薬品であるツゲインは安さがウリ!…ですが、ブランドイメージでは発毛剤の元祖であるロゲインに劣ってしまうでしょう。

さらに、入手のしやすさや日本における信頼度を比べれば、やはり発毛剤リアップシリーズに軍配が上がることになりそうです。

自分の経済面や、AGA治療にかける意気込みなどを改めて振り返り、どのミノキシジル配合発毛剤を使うべきか、悔いのない商品選びをしてくださいね。

【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】

※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
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