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リアップ
「発毛剤リアップ」60ml/5,500円・120ml/9,500円(全て税抜) 「リアップ」は、大正製薬が開発...
「リアップ」は、大正製薬が開発・販売を手がけている発毛剤のブランド!
大正製薬は「リアップ」、「リアップ プラス」、「リアップ ジェット」、「リアップ X5 プラス」という複数の発毛剤をシリーズ展開しており、2015年3月末までの累計出荷本数は5,000万本オーバー!
それだけの実績を誇っている商品ですから、どんな特徴のある発毛剤なのか気になりますよね。今回は、1999年にシリーズの先陣を切って販売開始された発毛剤「リアップ」についてレビューします!!
【レーダーチャート】
「リアップ」はシリーズのデビュー作ですし、他の兄弟商品と比べて最もスタンダードな立ち位置にある商品だと言えるでしょう。
そのキャッチコピーは、「ミノキシジル1%を配合した日本で唯一の発毛剤」というもの!
先ほど名前をチラッと挙げた兄弟商品である発毛剤「リアップ X5 プラス」(2015年発売)にはミノキシジルが5%配合されているのですが、初代リアップが登場した1999年当時は、ミノキシジルが1%配合されているだけでもすごいことだったんです!
詳しくは後述しますが、ミノキシジルといえば「発毛効果がある」と国からお墨付きをもらっている成分。薄毛症状に悩んでいる方々にとっては、1%でも含まれていると聞いたらその発毛剤にすがってみたくなりますよね。
そういうわけで、初代リアップは発売するや否や全国各地で品薄状態になったと伝えられていますし、デビューから20年近く経った今もロングヒット中ですよ!
薄毛症状をどうにか改善したいと考えている方々は、もちろんリアップ以外の商品だって比較検討していますよね。
あれこれ調べていくと、“ある事実”に辿り着きませんか…?
そう、日本国内で“発毛剤”として販売されている商品はどれだけ探してみてもリアップシリーズのみで、その他の商品は“育毛剤”などのカテゴリーに分類されているはずなんです!
リアップのような発毛剤と、その他の育毛剤はどのように性質が異なるのか、一度ここで整理しておいた方がいいかもしれませんね。
簡単に言ってしまえば、ミノキシジルの効果によって新しく毛を生やしてくれるのが発毛剤で、元から生えている毛を丈夫に育ててくれるのが育毛剤!
育毛剤は毛がこれ以上抜けないように守ってくれたり、頭皮の血行促進に一役買ってくれたりするので、心強いといえば心強いのですが…。
どうせならミノキシジルの含まれている発毛剤を使い、毛をイチから生やした方が賢明だと思ってしまいませんか?
一概には決めつけられないにせよ、ミノキシジル配合の発毛剤が、育毛剤よりも優位に立っているように感じられても無理はないでしょう。リアップが「日本で唯一の発毛剤」と強気なキャッチコピーを掲げるのは、当然のことかもしれませんね!
法律のこともチェックしておけば、より発毛剤や育毛剤への理解が深まりますよ!
旧薬事法(現在は「薬機法」)にのっとると、育毛剤は「医薬部外品」という区分になります。
一方、リアップをはじめとする発毛剤は「第一類医薬品」。リアップに配合されているミノキシジルは、その発毛効果が厚生労働省から認められている唯一の成分なんです。
つまり、ミノキシジルを含んでいない他の育毛剤が「この商品には発毛効果があります!」と宣伝したら、嘘っぱちだと非難を浴びかねません(苦笑)。
さて、すっかり引っ張ってしまいましたが、リアップシリーズの強みであるミノキシジルの発毛メカニズムを解説しましょう!
ミノキシジルという成分は元々、血管拡張薬としてこの世に生まれました。意外かもしれませんが、発毛剤に採用することを前提に開発されたわけではなかったんですね。
しかし、血管が広がるということは、その分だけ血液の流れがスムーズになるということ!
人間にとって血液は、身体中に栄養を送り届けてくれる存在。すなわち、ミノキシジルを頭皮に使えば、髪の毛の1本1本に栄養が与えられやすくなるというわけ!!
現在では、ミノキシジルの発毛効果において血流改善は効果の一部であり主作用ではないとも考えられていますが、それでもやっぱり見逃せないポイントです。
リアップシリーズ以外の商品にもミノキシジルを配合してしまえば、発毛剤・育毛剤の業界全体がもっともっと盛り上がっていきそうな予感がしますが、実際は国の認可基準が厳しい様子…。
リアップシリーズは結局、今も昔も国内オンリーワンの発毛剤として幅を利かせているのでした!
次は、発毛剤リアップの使用方法を見ていきます!
せっかく優秀な発毛剤を手に入れても、使い方を誤ればお金の無駄使いになってしまうばかりか、ヘタすると健康面でのリスクを負ってしまう可能性もありますからね。
3つのステップに沿って、きちんと予習しておきましょう!
発毛剤リアップの使用は1日2回が目安!間隔を空けて使った方が、効果が出やすいそうなので、よほど不規則な生活をしていない限りは、朝と夜に分けて使うのがちょうどいいのではないでしょうか。
また、朝や夜に髪の毛を洗うかたは多いと思います。毛根の脂を取り除き、清潔な頭皮環境を整えるためにはぜひとも洗ってあげるべきなのですが、発毛剤リアップを使うのは髪の毛がしっかりと乾いてから!
というのも、髪の毛を濡れっぱなしにしておくと、頭皮に雑菌が増えてしまうんですね。自然に乾くのをだらだらと待つよりは、ドライヤーで手早く乾かしてしまった方が効率的でしょう!
髪の毛を洗ったあとは、頭皮を手でやさしくマッサージしてあげましょう!
マッサージによって頭皮の血行をよくしておけば、発毛剤リアップを塗布したときに薬液が浸透しやすくなりますよ。
これはマッサージだけでなく、髪の毛を洗う際にも当てはまるポイントですが、頭皮に触れるときは爪を立ててはいけません。頭皮を傷つけてしまわぬよう、指の腹で揉むようにしてマッサージするのがいいんです。
なお、別の育毛剤では薬液を塗布した後に頭皮マッサージするよう指示している商品もありますが、発毛剤リアップはあくまでも塗布前のマッサージが推奨されているため、混同しないように気をつけてください。
髪を洗って頭皮マッサージまで終えたら、いよいよ発毛剤リアップの出番です!
シリーズの中には「リアップ ジェット」のように、薬液を頭皮へと噴射するタイプの発毛剤もありますが、初代リアップは薬液を頭皮に直接塗るタイプ。
1回あたりに塗る量は1mlと、用量が明確に決まっていますよ!
「いちいち1mlなんて計っていられるか!」とツッコミを入れたくなったかた、ご安心ください…さすがは大ヒット商品のリアップ、実は1mlを自動的に計量してくれる仕組みになっているんですね。
リアップのキャップを外すと、アプリケーターと呼ばれる半透明な部品が現れます。アプリケーターには「計量」モードと「塗布」モードがあり、まずは●印を「計量」に合わせ、容器を逆さに引っ繰り返しましょう。
すると、アプリケーターの先端に、薬液1ml(塗布1回分)が溜まる仕組みなんです。
容器を元の向きに直したら、アプリケーターの●印を今度は「塗布」に合わせます。そしてアプリケーターの先端を頭皮にトントン…と当ててあげれば、薬液が少しずつ溢れてきますので、「これ以上は出ないかな?」と判断できるところまでいったら、アプリケーターの●印を「計量」に戻し、キャップをはめて使用完了!
発毛剤リアップの使いかたはイメージできましたか?
薬液を1ml出し切った時点でストップをかけてくれるなんて、本当に親切ですよね!
薄毛症状にどれだけ焦りを感じていたとしても、薬液を頭皮に塗れば塗るほど効果が増すと考えるのは大間違い。発毛剤リアップは確かに優れた商品ですが、第一類医薬品である以上、塗りすぎるとむしろ副作用を引き起こしてしまう可能性が!
また、残念なことに、ユーザーの中には発毛剤リアップとの相性がイマイチなかたもいる模様。ミノキシジルは高血圧の治療薬としても使われている成分なので、低血圧のかたにはやや不向きなのかもしれません。また、肌が弱い人は、かゆみや発疹を起こしてしまう可能性も少なからずあるとか。
とはいえ、今日まで発毛剤リアップが人気を維持してきたのは、そのあたりの注意喚起を販売元の大正製薬がきっちりと促してきたからこそでしょうね。
公式サイトに記載の本体価格を引用すれば、発毛剤リアップの1本あたりの値段は60mlで5,500円(税抜)、120mlで9,500円(税抜)。
60mlを2本買うよりは、120mlを1本ど~んと買った方が1,500円分お得な計算ですね!
話をおさらいすると、発毛剤リアップは1日2回、各回1mlずつ頭皮に塗るのがベストということでした。1本60ml入りの商品を買えば30日間、1本120ml入りなら60日間で使い切る計算になります。
大正製薬が臨床試験を実施したところ、ミノキシジルの成分が効果を発揮するようになったのは、発毛剤リアップを6ヶ月以上使い続けた場合なんだとか。これを信じるなら、1本120ml入りの発毛剤リアップを、3本購入するのが初めの一歩になるでしょう!
リアップシリーズ内で比較すると、「リアップ プラス」が1本60mlで5,239円(税抜)のため、「リアップ」よりも単価は安いのですが「リアップ プラス」には1本60ml入りの商品しかラインナップされていない現状。
1本120ml入りの商品をまとめ買いしてコスパを高められるのは「リアップ」の特典ですし、「とにかくまずは発毛剤デビューしてみたい!」というかたにはうってつけかもしれませんよ!
【文責・株式会社A4studio/監修・新垣形成外科院長 新垣実】
※本記事の内容は株式会社A4studio所属記者が執筆したものです。
そのうえで、監修医師による医学的見地、薬機法的見地の事実誤認がないかの確認を得ております。
本記事の文責(記載された内容の責任)は株式会社A4studioが負っています。